犬の散歩
2003.12.16







いや、マジ聞いてください、コレ。
(いきなり真顔で)






僕がこの日、いつもの様に
家路に着いたときの出来事なんですがね。




僕、いつもと同じ道を自転車で走ってたんです。




僕が通う高専周辺は厄介な地形でしてね。
大きな坂の上にありまして。




だから、帰り路は必然的に下り坂になるんですよ。




その日は特殊な用事などがあり、
いつもと帰る時間がずれていました。




日が沈む直前の時間、とでも言いましょうか。




何故だかやたらと犬の散歩を
している人たちが多かったんですよ。




学生服を着た中学生や、
おじいさんなどが犬を連れて歩いている姿が
いくつか見受けられました。




こんなにも犬の散歩を見るなんて、
めずらしいこともあるものだな、と、




僕は少し不思議にさえ思いながら
自転車を走らせていました。




僕は一人で帰る時、自転車を漕ぎながらよく
自分がつくりたいプログラムや曲の構想を
練っているんですけど、




そのとき、その想像の世界を破って、
ある違和感が僕の意識に飛び込んできたんです。








ザーッ、ザーッ、という かすかな…音?








何だろうと思って周囲を見回しました。




すると、僕の前方右斜めを、おばさんが歩いていたんです。




そのおばさんも犬を連れていました。

































犬 引きずってるー!!


























絶句。










思わず自転車の速度を
おばさんと同じ速度に調整しながら
5秒ほど真横から見つめ続けてしまいました


自分が目の当たりにしている光景が信じられなくて。















い、いぬ、いぬいぬ、いぬぬ、
犬引きずってるんだよ!?いぬぬぬ
















なんか引きずってるっつーか、
下り坂でおばさん小走り速いから、
犬の方がついていけなくなって
もうどうでもいいやってなってた
みたいな。















何あの犬の脱力感。いぬぬぬ















口開けて見つめちゃったよ。
犬の半径1.5m付近でさ。
















おばさんもまたコレ
すごい無表情で前だけを見て
歩み続けていらっしゃる。
(小走りで)

















あのぅ奥様、うしろのワンちゃんのそれは

わざとなんですか?

だってあからさまに犬と地面こすれてザーザーいってるよね。
















―――あの犬、生きていたんだよね?(泣)
























いや、それにしてもビックリしました。
流石にそれ以上は見るに耐えなくなって
ギヤー全開で逃げましたけど。
















ホント、何だったんですか?(知らないよ)






いぬぬぬ! Back