先日、大晦日の夜に僕の父が
「やっぱり日本の歌は演歌だよ」
と言いながら僕の姉妹とは違うテレビで演歌の歌番組を見ていた。
僕ら若者から見れば「演歌=年配の人向け」というイメージがあり、
実際、若いアーティストが一般的に歌う歌は演歌などではない。
(氷川きよしは例外である)
しかし僕は考える。
昔は演歌が流行歌であり、それが時代の流れとともに
新たな流行へと移り変わったのだ。
ということは、同じように今後また別の世代交代が有り得る。
つまり僕らがオッサンになる頃には、新しい世代が
新しい流行を持っている可能性が高いということだ。
僕の父さんが「やっぱ日本人は演歌だ」と言うように、
未来の年をとった僕らは
「やっぱ日本人はトランスだよ」とか言うのかもしれない。
若者が「フォークソングかよ、古いな」と言うように、
未来を生きる若者は
「おいおい、今時HIPHOPかよ」とか
「何?テクノ?R&B? 何ソレ?」とか
「ニューエイジは古すぎだろ!!」
とか言うのかもしれない。何という時代だ。恐ろしい。
何もこれは音楽に限って言えることではない。
今僕らが「今時これは古い」と考えていれば それと同じ形で、
今僕らが使っているものも 未来から見たら古臭く見えるのだ。
例えばビデオゲーム。
ファミコンのゲームをレトロゲームというように、
未来ではPS2でさえレトロゲームと言うのだろう。
「うっわ、FFXだって!!レトロだなー」
と言いながらFFXのムービーを鼻で笑う未来の子供たち。
90年代中盤にアーケードにあったようなゲームを見て今の大人が
「あの頃はゲーム界も古き良き時代だったなぁ」と呟くように、
「ときメモ」や「サクラ大戦」などのキャラゲーを見ながら
「あの頃は古き良き時代だったなぁ」と未来の大人がため息。
もうホント、なんかため息出ちゃうよね。色々と。
例えば映画。
ヘタをしたら「マトリックス」や「スパイダーマン」とかの映画のCGも
「おー、昔の技術でよく頑張ったよね」などと言われるかもしれない。
例えば携帯電話。
「今時昔の液晶もない電話なんて使えない」ように、未来では
「今時昔の26万色表示で2.2インチの小型液晶で、フルブラウザ内臓で
ステレオの着うたフルが再生可能で、256KB程度のアプリが動いて
テレビが見れて定額なだけの携帯電話なんて使えない」のかもしれない。
それ以上の何が望みなんだよお前らは。
さらに恐ろしいのがパソコンだ。
ここ数年だけでも、パソコンの進化は激しい。
20年前ではMSXのような8BITパソコンばっかで、
たいしたこともできなかった。
10年前でもクロック100MHz、メモリ32MBくらいの
パソコンがほとんどだったと思う。
昔僕の家にあったwindows3.1もそのくらいだろう。
HDDは1GB程度だっただろうか。
僕が中学の時に買ってもらったパソコンは結構高価だったが、
800MHzのメモリ128MB。HDDは30GBだった。
しかし今では、自分がバイトで稼いだ程度の額で買える
比較的安いノートパソコンでも
2.4GHzでメモリは256MB、HDDは40GBある。
ハードな友人や知人なら、メモリはギガ、HDDはテラの
領域まで行くようなパソコンを作って使ってたりする。
これと昔の8BITパソコンを比べたら雲泥の差だ。
ということはこのまま行けば、いくら限界があると言っても
50年もしたら家庭用パソコンでさえヤバいスペックになるだろう。
今のスパコンくらいのスペックを持つかもしれない。
少なくとも携帯電話は今のパソコンくらいのスペックは
軽く持ち合わせているのだろう。
機械に使われる部品もどんどん小型化が進むから、
スパコンは家庭用パソコンになり、
家庭用パソコンは携帯電話になる。
ということは携帯電話はマイクロコンピュータになり、
マイクロコンピュータはどうなってしまうんだよ!!
何だよ、ってことは記録メディアはどうなる。
フロッピーの何倍もの要領のCDができて、それより小さい
MDができて、大容量のDVDができて、今でさえフラッシュメモリ
なんてものがあるじゃないか!
このまま行ったら記録メディアみんな豆粒サイズになるぞ!?
大豆だぞ!?大豆メディアだぞ!?何言ってるんだ俺は!?
音楽プレイヤーも小型化が進んでiPodなんて
最高10000曲入るとか言っているじゃないか!!
このまま行ったら将来は最高1000万曲とか1000億曲とか
行っちゃうかもしれないじゃないか!!
そんな曲どうやって集めたらいいんだよ!!
仮に集めたとしても聴き尽くせないじゃないか!!!
は、何!?新型PS2とか言ってすごい薄いよな!!
さらにそれを携帯サイズにしてPSPだ!?
このまま行ったら名刺サイズになって、切手サイズになって、
終いには無くなっちゃうじゃないか!!
何がしたいんだ!?俺は!?
は?ああ!?もう、ああもうソレ、違、
ああああああああーーー!!!
と、このせわしなく電波が飛び交う情報社会に生きる僕らは
その情報に逆に操られることがないように真実を見極めて
生きていかなければならないということを、僕は伝えたかったんだ。
後ろを振り返り、大きくずれた路線を見ても見えてないフリをするんだ。
どうせ今に、このサイトも「こんな時代があったねぇ」の対象になるからさ。