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08月02日
--- 書込終了時刻 26:28:27
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やろうと思っていることの半分でもできれば
いい方なので、今度からいつもの2倍やろうと
思おう。
夏休みに入っても、ずっと卒研が忙しかった。というのも自分は、9月の頭にある高専学会などという
場所で講演をしなければならず、その抄録(論文の要約のようなもの)の締め切りが7月いっぱい
だったからだ。
自分は「顔画像の特徴検出を行う砂時計型ニューラルネットワークの遺伝的アルゴリズムによる最適化」
という、工学に関係の無い人が見たら何のためにそんなことをやるのか理解しがたいテーマを研究して
おり、その成果をあげるには、誤差逆伝搬法により2万本の結合荷重を修正する計算1万回を何十サイクル
もパソコンに処理させなければならない。そのためには、工学に関係の無い人はまず必要としない
ほどの処理時間とマシンスペックが必要になるのだ。
ゆえに、抄録をあげるまでには時間を要した。ある時は、雨に打たれながらも学校の研究室に行き、
夜10時近くまでパソコンに向かった。僕のパソコンでは処理時間が追いつかないので、プログラムを
実行する際は消費電力750Wという電子レンジみたいな教官のパソコンを使った。
教官と二人で画面に表示される曲線を見ながら、僕と教官は未知の答えを求めて、戦い続けた。
ある時は期待しているデータが全くとれず、またある時はさっきまで動いていたプログラムが
起動できなくなったりして、うまくいかないもどかしさに、僕らは泣いた。
それは工学に関係の無い人は知ることのない涙だった。
そして締め切り当日の最終日、学校に出かける朝に友人からメールが届いた。何でも夕方から花火を
やることになったらしい。せっかくのお誘いだったが、卒研が終わらないからと断った。
何故よりによってその日だったのか。本当は凄く行きたかった。この世に神などいないのだと思った。
最終日も研究室でプログラムを走らせる。抄録は教官と共著ということになっていたので、教官には
大いに助けられた。最後は二人で1つのディスプレイに向かい、細かい添削をして抄録を完成させた。
抄録は、奇跡的に締め切り日の夕方までに仕上がった。時計を見ると、まだ5時半だった。
僕の胸は高鳴った。花火は6時からの予定だったのだ。やはり神はいるのだと思った。
「これで花火…、行けるじゃないか。」
共に戦った教官が、そう言って僕に向かい手を差し伸べた。僕はその手を固く握りしめる。
この研究室に入って良かった。教官の気持ちに応えるためにも、自分の探究心を満たすためにも、
僕は必ずこの研究を成功させよう。
そこには僕と教官の、工学に関係の無い人は手にすることのできない種類の、強い絆があった。
いやー、先日友人や後輩と花火やって盛り上がったんだけど、マジ楽しかったー!!
みんなでフリスビー投げ合って遊んだり、ロウソク並べてなんかの儀式みたいにしたり、
「捕まったら服を脱ぐ」ってルールで夜の公園フルに使って鬼ごっこしたり、楽しいったら
ありゃしないね。
で、最後は近くのファミレスで朝までトーク。学術的な話もできて、実に生産的な時間だった!
やっぱ夏はこうでなくちゃね!!
研究室にこもって実験なんてやってらんないわ!!
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